こんにちは。達人です。
前回のウォーターローンについてのコラムの続きです。
(前回のコラムを読まれていない方は
こちらから)
まず、前回のコラムのまとめとして、
ウォーターローンは食虫植物でタヌキモの仲間であること水槽内において、ウォーターローンが必要とするミジンコなどの栄養源が水槽内に存在する必要があること。
ウォーターローンという水草を中心に考えた時に、適した水槽環境は、
エビ飼育や少量の小型魚がいる水槽ということでした。
今回は、ちょっと特殊な水草であるウォーターローンであるからこそ、
有益な使い方など…、このあたりから語っていきます。
現在、店内で展示中のウォーターローンがビッシリな、この水槽

数種類の水草でレイアウトしていますが、よく観察してみると、水草以外に
入っている生体がいます。

など、エビが入っています。
ちょっと話がそれますが、
ヒドラという生物を聞いたことがありますか?
店内にてヒドラの写真をとるために探しましたが、見当たらなかったため、イメージイラストを下記に…

載せることも躊躇うような、イラストです…。

参考にもならないかもしれません…。

(機会があったらヒドラの画像をアップします。実際の色は透明っぽい色から褐色のもの、緑色など。小さいです)
ヒドラは、細長い体に長い触手をもつ、イソギンチャクの小さいものといった感じで、見た目もグロテスクな
感じなので、水槽に出現すると嫌われる傾向にあるようです。
ビーシュリンプだけを飼育しているとヒドラの大発生の経験で困った方々もいると思います。
原因はグッピー飼育などでブラインシュリンプを給餌しすぎるとヒドラが発生するのと同じ
ように、ミジンコをはじめ緑藻プランクトン過多のため、結果としてヒドラが異常に増殖します。
(ミジンコなど、ヒドラという生物のエサです)
グッピーならばブラインシュリンプの給餌をストップすれば徐々にヒドラの勢いはなくなるのですが、
レッドビーシュリンプなどエビ水槽の場合はそうはいきません。
そんな時こそ、食虫植物のウォーターローンの登場です。
ウォーターローンはヒドラ対策として有益に使える水草です。また、エビ水槽で使用しても、食虫植物であるウォーターローンですが、大部分が根にあたる場所に食虫嚢が
あるので、
稚エビを食することもないのです。
まさにエビ水槽にうってつけといえます。

もちろん、ウォーターローンは環境が適せば増殖スピードも速いため、
速い段階で底床に緑の絨毯のような水景ができるメリットや、その葉の形状から、
たなびくようなイメージを作る見た目的にも美しい水草なので、ヒドラ対策としてではなく、純粋な綺麗な水草としても十分に価値ある水草です。
余談として、他のヒドラ対策として食虫植物の
イトタヌキモという湿地やため池などに生息する草、

(画像のピンセットでつまんでいる細長い緑色の糸クズのようなもの

がイトタヌキモです)
これをショップなどで分けてもらうことも良いかもしれません。
ちなみに店内展示中の下記水槽にも、わずかながらイトタヌキモが混じっています。


↑↑↑
(もし、イトタヌキモが余分に店内にあったら、分けてあげられるかもしれませんので声をかけて下さい。)
少し長くなってきたので、
いったんCMをはさんで
、次回からウォーターローンの飼育環境が整った上での、実際の育成方法について必要なものなど語っていきます。
ウォーターローン
当店販売のウォーターローンは下記の写真のように

約3ヶ月で全面生い茂ってしまうため、
絨毯のようにはがし、パックにて販売しています。
ウォーターローンの販売方法として一般的にはトロピカ社のようにロックウールにポットで販売されている
ケースが多いですが、時期によって短くて植えずらかったり、量が少なくて高価なものとなっています。
当店では、
長めで深植えも比較的問題とならないため、使いやすく100本近く入っていて、¥698(税込)特価です。
お客様によっては、水槽からウォーターローンをはがす時期を狙って待っていてくれるお客様もたくさんいる
位です。
CM終わり
次回、ウォーターローンの育成方法に続く…
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機会があったら挑戦してみたいですね。
次回も楽しみにしてます。