こんにちは。
2010年も残すところ、わずか数日あまり…。
2011年はどんな年になるのでしょう?
熱帯魚屋ハッピーナナは年末年始も無休です。
(12/31~1/3は12:00~19:00、その他の日は12:00~21:00です。)
神奈川県大和市周辺に帰省される方など、普段お越しいただけない方も、
気軽に是非ご来店下さい。特価品、福袋、ご用意致します。
さて、営業の案内はここまでとして、本題の
レッドルブラ
という水草のコラムの続きです。
今回は、レッドルブラを
赤くするポイントについて語ります。
第一は、照明ライトの持っている波長が重要です。店内でもディスプレイ中の下記水槽



中央付近にレッドルブラを植え込んでありますが、
この水槽の照明は
興和 KS 12000K 20Wの3灯と、
東芝 フィッシュルクス20Wの1灯の組み合わせです。

(画像は興和 KS 12000K 20Wの球)
レッドルブラの真上にフィッシュルクスが当たるようにしています。
フィッシュルクスの特長として波長が770nm(ナノメーター)の所が特別に高くなっています。
これは今までの経験上からも


水草の節間を短めにする
葉肉を厚めにする
茎を太くする上記の力のある照明球のため、私は昔から使用することが多いです。
次に、
水質や水温についてです。
まず、レッドルブラは
意外なことに水温が高い環境は適しません。水温に関して、夏季はもちろん無加温、冬季においても、通常の室温下において、できることならば無加温であることが、この水草にとっては良いです。
pH値は6.5近く、底床砂はマーフィード社コントロソイル パウダータイプなどを使用し、軟水の環境にします。

次に大事なこと、それは
肥料に関してです。
まず、カリウム水溶液は週1回2プッシュ添加、

さらに、赤い水草には不可欠な鉄分肥料の中でも特効である



ハッピープラント経済的な超濃縮二価鉄!有機酸と結びついた二価鉄イオン5000mg/Lが含有されています。
あまり営業トークっぽいものは私自身好きではありませんが、実際に、
数ある鉄分肥料の中でも私が実際に使用してみて感じたこと、これは本当によく効きます。
おそらく、純粋に鉄分濃度が圧倒的に高いことが一つ、もう一つは水草に吸収できるように
有機酸と結びついた二価鉄だからでしょう。
(水草には鉄分を単に与えれば良い訳ではないです)
そもそも水草を赤くするには鉄分が重要とよく言いますが、
鉄分はそれ自体には水草を赤くする決定的な要素ではありません。
むしろ、水草を赤くする要因は色素のひとつであるアントシアニンにあります。
そのアントシアニン合成を促進するために鉄分を補給します。
ハッピープラントは濃度が高いため、週1回1プッシュ添加で良いです。
ここまで、長くなってしまいましたが、レッドルブラを赤くするポイントを書いてきました。
まとめると、
波長・低温・軟水・鉄分肥料上記4拍子揃うことが決めてなのかもしれません。
ちなみに、上で紹介したレッドルブラが入っている下記水槽



この水槽の中には、
ウォーターローン、

ニードルリーフなども入っていますが、

どれも順調に育っており、特にウォーターローンに関しては順調すぎて定期的に全部はがしている
位です。
以上、レッドルブラのことについて長々語ってしまいました。
次回はウォーターローンという水草に関して、上手く育てるちょっとした秘訣を
紹介したいと思いますので、お楽しみに!
次回に続く…
スポンサーサイト
これからも為になるコラム楽しみにしています