キューバパール育成についてのコラムの続きです。
今回は
照明に関してから語っていきます。まずは当店の水槽環境では


下記の照明ライト本体を用いています

トリオコーポレーション
ビバライトスリム450を使用しています。球は下記のもの


アズージャパン
HI-PL 36W 白球を使用しています。
キューバパールに関して、光量はやはり強めの方が良いです。
そういった意味で、上記の高効率の明るいHI-PL球使用は非常に有効になります。
しかし、ただ光が強ければよいという訳ではありません。一つの問題点としては、
照明の点灯時間に際して長すぎると、余計なコケの発生要因となってしまったり、
CO2や肥料にしてもそうですが、色々な面を考慮して水槽環境を整え、調整する
ことは必須事項となります。
キューバパールだけではなく、レイアウト具合によって入っている水草の種類や分量にも
よりますが、キューバパールに関して強めの照明の方がよいという認識でOKです。
次は、肥料に関してです。
今回は田砂を推奨という形で書いてきましたので、この肥料に関してというものも、
その上で語っていきます。
まず、田砂はソイル系底床と違い、栄養分タップリという類の底床ではありません。

キューバパールが栄養を吸収するにあたって、根から吸収するものに対しては、上記の田砂では
不足しがちになってしまうことは容易に想像できます。
上手く立ち上がり、キューバパールが緑の絨毯のようになるまでもっていけている場合は、
状況をみて液肥などで追肥していく形で補うことが望ましいです。
しかし、植え込んで立ち上げ初期に際してはちょっと注意点があります。
キューバパールに限ったことではありませんが、水草が根から栄養を吸収する際には、
底床内の土壌バクテリアと呼ばれる類が密接に関わっています。
従って、この土壌バクテリアが一切存在しない状態(水槽セット直後)からキューバパールを
植えてスタートするよりは、望ましい形としてはある程度、水槽が立ち上げてある後から導入
すると上手くいく可能性も高まります。つまり、田砂を使うと肥料分が足りないからという事で
水槽セット後すぐにキューバパールを植え、なおかつ肥料分をドバドバということは効率的にも
賢いとはいえないと思います。
併せて、光量が強い方が良いということで、初っ端からガンガン照明でいくと、キューバパールの
成長具合云々以前に、ほどなくしてコケに悩まされる展開になりかねません。
いずれにしても、肥料ということは色々なサジ加減が必要で一概に言えませんが、
基本的なことは抑えた上で、経験していくしか…といった面があるのも事実です。
少し長くなりましたが、必要に応じて液肥をという認識でOKです。
ここまで、キューバパールを語ってきました。全体を通してちょっと長くなっているので、
次回はここまでの事を軽くまとめて次回のコラムに移っていこうと思います。
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